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利尿剤について

2012.04.05 15:04| .薬剤→利尿剤

術後使用する利尿剤を中心に。

ラシックス(1A:20mg/2ml)(錠:20mg,40mg)
一般名:フロセミド
用法/容量:
通常は成人にフロセミドとして1日1回40~80mgを連日又は隔日経口投与。術後は2~20mg/hで持続投与。
特徴:
→ループ系利尿薬、強力な利尿作用が得られる
→ヘンレのループにおいてNaとClの再吸収を阻害する
→腎機能に悪影響を与えないため、利尿薬の第一選択として使用される。
→心不全、高血圧治療薬としても使用される。
注意
→電解質バランスの異常(特に血清カリウムの低下作用が強い)
→低Cl⁻性のアルカローシス
→効きすぎると脱水→低血圧となるので、ボリュームの評価もしながら


ハンプ(1V:1000μg)
一般名:カリペプチド(ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド:hAMP)
用法/容量
開始量は0.05γ。収縮期血圧をみながら増量し0.05γずつ増量していく。維持量は0.1~0.2γ
特徴
→腎血管の拡張により緩徐な利尿作用による前負荷の軽減
→血管拡張による後負荷の軽減
→心筋細胞のアポトーシス、ネクローシスを防止する心筋保護の作用をもつ
利尿薬と血管拡張薬を合わせたような作用
→電解質代謝異常、不整脈の発生といった副作用が極めて少なく急性心不全の治療薬として非常に好まれる。
注意
→その作用からもわかるように血圧低下には注意が必要
→他薬剤と混合で結晶や混濁を作りやすいため単独ルート投与が望ましい


20%マンニットール注射液(20%500ml:1瓶)
一般名:D-マンニトール注射液
用法/容量
D-マンニトールとして、1回体重1kg当り1.0~3.0gを点滴静注する。但し、D-マンニトールとして1日量200gまで。投与速度は100mL/3~10分とする。
特徴
→浸透圧系利尿薬
→糸球体で濾過されると再吸収されないため、尿細管内の浸透圧が上昇し、水の再吸収が抑制される
主に頭蓋内圧の低下作用
注意
→液と電解質の異常(特に低ナトリウム血症
→細胞内脱水
→肺水腫、うっ血性心不全など。特に腎機能低下例で注意。



以下はその他利尿薬。病棟でお目にかかることが多い。

K保持性利尿薬
特徴
抗アルドステロン薬ともいう。遠位尿細管においてアルドステロン(抗利尿ホルモン)に拮抗し、Naの再吸収を阻害する一方、Kの尿中排泄を抑制する。ループ利尿薬等と合わせて、肝硬変、うっ血性心不全などに対して使用される。
・トリアムテレン(トリテレン)
・スピロノラクトン(アルダクトンA
・カンレノ酸カリウム(ソルダクトン注)


サイアザイド系利尿薬
特徴
遠位尿細管においてNaとClの再吸収を阻害する。降圧剤としても使用される。大規模臨床試験では他剤と遜色ない結果を得ており、現在も高血圧治療薬の代表的なもの。
・ヒドロクロロサイアザイド(HCTZ,ダイクロトライド)
・トリクロルメチアジド(フルイトラン)
・インダパミド(ナトリックス)


その他利尿薬
・塩酸ドパミン(イノバン)は腎血流量を増やして間接的に利尿作用を示す。
・アミノフィリン(ネオフィリン)や強心薬も利尿作用を示す。
・トルバプタン(サムスカ)は、世界初のバソプレシンV2-受容体拮抗剤。







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