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PiCCOカテーテル ピコカテーテル

2012.04.05 18:54| .モニタリング→PiCCOカテーテル

PiCCO(Pulse Contour Cardiac Output)カテーテルとは循環動態管理において、必要な情報を「圧」だけでなく「量」でも測定できるモニタリング装置のことである。肺動脈カテーテルと同様に循環動態を評価できるシステムだが、肺動脈カテーテルより侵襲が少なく、長期留置が可能である。

ぴこ
PiCCO system


<計測法の違い>
S/Gカテーテル   →熱希釈法
PiCCOカテーテル →熱希釈方法+動脈圧波形解析法

<測定範囲の違い>
S/Gカテーテル   →主に右心系のパラメータ
PiCCOカテーテル →心臓全体と肺病態のパラメータ

<利点>
リアルタイム連続心拍出量、低侵襲性、ボリュームマネジメント、簡便、低コスト
肺血管外水分量が計測できる(PiCCOだけ)

<欠点>
SvO₂が測定できない、Calのための冷水注入

<適応>
ショック、敗血症、ARDS、多発外傷、熱傷、脳外科手術後など広い




≪PiCCOで測定できる項目≫

①ボリューム管理に使用する値
GEDV(心臓拡張末期容量)
GEDI(心臓拡張末期容量係数)基準値:680-800ml/m²
→心臓内の4つの全ての心房・心室が最も拡張した時の容積
前負荷(ボリューム評価)のパラメータとして直観的

ITBV(胸腔内血液容量)
ITBI(胸腔内血液容量係数)  基準値:850-1000ml/m²
→心臓、肺の血管容積の和を示している 
→ITBV=GEDV+PBV(肺血管内容量)

SVV(1回拍出量変動率) 基準値:13%未満
PVV(収縮期血圧変動率) 基準値:13%未満
→動脈圧や一回拍出量の呼吸性変動を数値化したパラメータ
輸液反応性を評価するうえで優れている
→13%を超えていると血圧が呼吸で変動しやすい→ハイポみたいな
→挿管下でPIP(最高気道内圧)やTV(一回換気量)が高いと使えない
→不整脈頻発でも使えない


②肺の状態評価に使用する値
EVLW(肺血管外水分量)
ELWI(肺血管外水分量係数) 基準値:3-7ml/kg
→肺の血管外の水分量
ELWIの上昇は肺水腫の状態を示唆する

PVPI(肺血管透過性係数) 基準値:1.0-3.0
→肺血管水分量と肺血管内容量の比から、肺血管透過性の程度を表す
→心源性肺水腫と非心源性肺水腫の鑑別の指標になる

肺水腫分類
↑肺水腫の分類


③後負荷評価に使用する値
SVR(体血管抵抗)
SVRI(体血管抵抗係数) 基準値:1700-2400dynes/秒/cm⁵/m²
→敗血症ショック、アナフィラキシーショックなどで低下する

dPmx(左室収縮力指標) 基準値:1200-2000mmHg/s
MAP(平均動脈圧) 基準値:40-60mmHg

ショック時の血行動態
↑ショック時の血行動態



picco2.png
↑PiCCO2モニター画面


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略語一覧
dPmx(Index of Left Ventricular Contractility)
MAP(Mean Arterial Pressure)
SVRI(Systemic Vascular Resistance Index)
PVPI(Pulmonary Vascular Permeability Index)
ELWI(Extravascular Lung Water Index)
PPV(Pulse Pressure Variation)
SVV(Stroke Volume variation)
ITBI(Intrathoracic Blood Volume Index)
GED(Global Enddiastolic Volume Index)
CO(cardiac output)
CI(cardiac index) 



   



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