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ARDS 急性呼吸窮迫症候群

2012.03.11 23:04| .急性期病態→ARDS 急性呼吸窮迫症候群

急性呼吸窮迫症候群
(acute respiratory distress syndrome:以下ARDS)

肺毛細血管のびまん性障害に起因する、透過性亢進型で非心原性の肺水腫である。以前はショック肺と呼ばれていた。 なお急激で重症の呼吸不全をきたす病態の症候群であり、疾患単位ではない点に注意。左心不全などの心原性の肺水腫は本概念に含めないのはその病態生理から当然である。 根本的な治療法はいまだなく死亡率は40~60%と高い。敗血症などを起因として発症することが多い。

急性期を過ぎると、肺胞内・間質の器質化が起こり膠原繊維の増生などにより線維化期に至る。肺の線維化は不可逆性であり、慢性の呼吸機能低下を引き起こし、死亡することもある。

ards.jpg
http://www.homeofpoi.com/lessons_all/teach/Firebreathers-Lung-or-ARDS-11_52_198

<症状・兆候>
・急激に進行する呼吸困難、チアノーゼ
・聴診にて両側びまん性に水泡音が聴かれ
・胸部X線像にて肺野全体に両側びまん性浸潤がみられ
・血ガスにてPaO2↓↓、PaCO2↓、A-aDO2開大
・酸素吸入が効きにくい低酸素血症を認める

<診断基準>→以下のすべてを満たす
①急性発症
②呼気週末陽圧換気(PEEP)の圧にかかわらず、P/F比≦200
③胸部X線像で両側びまん性浸潤影を呈する
④PAWPが18mm以下、またはLAPの所見がない(心源性肺水腫ではないということ)

<治療>
・まずPEEPをかけて酸素投与を行う
・利尿薬を投与し、輸液を制限する
・基礎疾患の治療を行う(敗血症の場合、抗菌薬を投与)
・ステロイド剤により炎症を抑える(肺の線維化を防ぐ)
・好中球エステラーゼ阻害剤(エラスポール®)などの原因除去療法






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